4月12日「タイルの日」


シドニーで施工された「麻の葉」タイル


いつも名古屋モザイク工業をご利用頂き、
誠にありがとうございます。

今日はちょっとしたお話をお届けします。


はるか94年前・大正11年の今日4月12日、
この日初めて「タイル」という名前が生まれました。

それまで「化粧煉瓦」「貼付け煉瓦」「装飾煉瓦」「貼瓦」「敷瓦」
などと呼ばれ定まった名が無く、
都内で全国タイル業者大会が開かれたこの日に
それは統一されたといわれます。

さらに、4月12日を「タイルの日」と定め、
記念パーティーなどが各地で開かれるようになりました。


ここ本社が位置する岐阜県多治見市・またその近辺は
元々美濃焼等の茶碗業が盛んでした。
現在は国産食器の約60%を生産し、
某航空会社のファーストクラス用食器、
フランスの有名バイヤーがプロデュースする食器、
人気インテリアショップのオリジナル食器、
また輸出用食器など、
一流のブランドを始め世界から受注をしています。

そのうちの一部の窯が
関東大震災後の復興、その後の高度経済成長期に伴い
「タイル」にプロダクツを切り替え、
それ以来 海外産にはない
茶碗業の技術が活かされた素晴らしいタイルを焼いています。

今これもまた、衣食住・文化全てにおいてJAPANの評価が高まる中で
多治見のタイルも注目が集まり始め、
海外からのオーダーは年々増えているのです。



多治見市内を車で走ると、
岐阜・高山のような風情ある古屋が所々残り、
窯があり、出荷用のプラスチック製のボックスが
敷地に山積みされている光景がよく見られます。

そんな多治見の山々にも、今やっと春が訪れ、
ここ数日で新緑が勢いよく芽吹き始めました。

寒暖の差がまだまだありますが
皆様ご体調にお気をつけて
素敵な春をお過ごし下さい。

本社笠原倉庫の一端
ブワっと芽吹き始めた木々。葉で空が埋め尽くされる頃、今年も毛虫くんの季節が...